敬語について
人と話す際、相手が年上であろうが年下であろうが、いつも敬語を使うようにしている。とりあえず、ではなく意図的に継続的に使っている。継続的な関わりでき、時が流れて季節が移ろい、相手が親しい言葉を向けてくれるようになってきても、こちらから話す際にはまず敬語を崩さない。
敬語のメリット
敬語を崩さないことのメリットは二つある。ひとつめは、相手に丁寧な印象を与えられること。敬語を使われて嫌な思いをすることは、あまりないと思う。慇懃無礼と感じる人もいるだろうが、丁寧な話し方を心がけている限り、悪く取られることはあまりない。ふたつめは、相手との距離を保てるということだ。こちらが敬語を使っている限り、相手はいつまでたっても、こちらとの距離感を詰めることができない。私が敬語を崩さないのは、このためだ。たまに苛立つ人もいるが、それでいい。人と深く関わることを望んでいない自分としては、敬語は必要以上に相手を近づけない道具として使い続けている。
距離感について
めんどくさいタイプかもしれないが、そういう人はたまにいると思う。相手との距離がなかなか埋まらないと思ったら、その人はこのタイプである可能性がある。その人にどんなに興味を持ったとしても、距離をつめようと近づいたりしないほうがいい。ましてや、それがうまくいかなかった時に不満そうにするのはおすすめしない。その人は、意図的にあなたと距離を取ろうとしている可能性がある。場合によっては、その人はあなたからもっと離れていくかもしれない。音もなく、とても静かに、丁寧に。そしておそらく距離は埋まらない。だから放っておいた方がいい。