最近の趣味は雑巾がけだ。床や窓だけでなく、ソファ、いす、時計、壁掛け、照明、ありとあらゆる凹凸のある家具に布をあてていく。雑巾がけをした後の部屋は心もち明るくなるような気がするし、裸足で歩いていて気持ちいい。断捨離の果てに部屋ががらんとしてしまい、掃除しやすくなって始めた雑巾がけだが、意外にも続いている。
とはいえ毎日やるわけではない。窓ふきは、基本的に週一回やることにしている。一週間経つと、雨が降ったり風が吹いたりするだけでも結構窓が汚れていることがわかる。窓拭きをするようになった当初は少し吹いただけで雑巾が真っ黒になるような有様だったけど、最近はサッと服だけで綺麗な状態を保てるようになってきた。そういう経緯があるので、面倒くさいなと思う時はあるけれど、一週間たったらさっさと窓を拭くようにしている。毎週やればそんなに大変なことにはならないからだ。丁寧にやる必要はない、さっさと拭く。しっかり拭いてもどうせ汚れる。それよりも今週も窓を拭いたという事実が、来週の手間を確実に減らす。
要はやるかやらないかが大切で、どれくらい丁寧にやるかはたいした問題じゃない。さっさとやろう。どれだけ上手くできるかは、あんまり問題じゃない。もちろん上手くできる方がいいに決まっているけど、やらない状態をやった状態にすることの方がよっぽど大きな成果だ。いろんなことをさっさとやって、時間があったら気になることを丁寧に仕上げていく。そのほうが手っ取り早いし楽だ。
